2012/04/15

クリスチャンセンター「愛・信望館」に期待

先回は大森地区のコミュニティーセンターの必要について発信しました。その後連絡があり、仮設のプレハブを融通していただける見通しになったというのです。とにかく建物が確保でき一安心です。後は必要に応じて設備、備品等を整えていくことになると思いますが、必要に応じてできる協力きればと思います。

今週から来週にかけて、オレゴン州、ポートランドにある日本人教会から13名のボランティアチームが来日します。年齢も高校生から成人、男女半々のチームです。今被災地支援の状況も次々と新しい展開に動いているときで、具体的活動はなお調整中です。いずれにせよ次につながる働きをしていただければと期待しています。

南三陸町では大きな枠組みで「支援と宣教」が展開しそうです。第一次、第二次のクリスチャンセンター建設が具体的に進んでおり、第一次のセンターは、すでにプレハブが設置されました。間もなく宿泊も可能になるだろうと思います。これ自体、これまでの支援活動の結果として実現していることに注目したいと思います。

問題はどのような理念で「支援と宣教」を展開していくか。箱物を作ったその先です。どのような人が、何を展開していくかです。具体的に現地でリーダーシップを発揮している方はある程度、考え方を共有できているのでこの先の展開に期待しています。

次世代の子供たちのための働きを担当する方がすでに活動を展開しています。福音宣教の重荷を持って取り組もうとしている方も意思を明らかにしています。町の復興に関わる諸事業、特に高齢者に対する福祉事業も展開できるかもしれません。

先週には歌津、大上坊を訪ねました。歌津は主として漁業に従事する方々、大上坊は農業を専業とする方々です。漁業は津波による壊滅的な被害を受け、ある意味、ゼロからの再建です。しかし、希望は海そのものが豊かな資源です。今回の津波はワカメが豊かに育つ環境を再生したと言われています。農業については作られた作物が適正な価格で流通することです。ちょうど、訪問した先で社団法人「アジア協会アジア友の会」のスタッフの方にお会いしました。まさに地場産業の再生と流通に取り組んでいるようです。

クリスチャン団体もこうした町の復興に寄与・貢献できる支援と宣教が展開されればと思います。そういう意味ではこの南三陸町の取り組みには期待感があります。

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