2012/05/02

クリスチャンセンター事業展開に向けて

オレゴンチーム「ホープジャパン・オレゴン」の支援活動を終え、先週末26日に無事帰国しました。今回は女性と高校生をはじめ若い方々が中心のメンバーでした。10日間休む間もなく連日に活動に取り組んでいただきました。

前半は牡鹿半島の漁港、小淵浜、給分浜で四ヶ所に分かれてワカメ収穫作業を支援しました。シーズン限定の繁忙期とは言え、全くの素人集団を快く受け入れてくださった漁港の方々に感謝したいと思います。四日間、仙台の愛子から牡鹿半島まで2時間の通勤です。そのため仕事は10時から始めて、午後のお茶タイム3時半頃には終えるというパターンです。彼らには時差ぼけがあるためにむしろ2時間の通いは体調管理に都合良かったように思います。ただし、運転を担当された方にはとてもきつい毎日であったのでは思います。忙しい時期だけに、人手を歓迎すると共に神経がぴりぴりしている状況にもありました。それでもとにかく一生懸命働く彼らに本当に感謝していただきました。仕事を終えて、何キロものワカメをお土産にいただきました。最後の日には皆さんの前で証しをしたり賛美をする機会もあり皆さんとの別れを惜しみました。アメリカに帰って、食事に用いられるワカメを味わうたびにこの漁港の方々を思い出してくださるでしょう。何よりも次につながる働きをしていただき感謝しています。

21日(土)は蔵王キリスト教会が支援を継続している東松島で教会のメンバーと合流し取り組みました。翌週23~25日の三日間は南三陸町での活動、近い将来、恒久的なクリスチャンセンター建設予定地である歌津での作業、そして最終日は戸倉地区の波伝谷仮設住宅でお茶の会を持ち皆さんとの交流を深めました。波伝谷仮設での交わりでは特にオレゴンチーム全員がハンドマッサージをしてくださり、被災者一人一人と心温まる交流ができ、感謝しています。被災者一人一人の一日も早い回復を祈って帰ってきました。

歌津は近い将来、教会堂を建て、複合的なクリスチャンセンターとしての事業を展開しようとしています。3.11大震災直後から支援活動に専心してきた中澤竜生牧師を中心に取り組んできた誠実な支援活動がこの状況を生み出したのです。共に支援と宣教の考え方を共有しながら取り組めたことに感謝しています。

今回は当初予定していた作業が変更になり、やはりこの地の下準備として、畑作作業を行うことになりました。土地の所有者、関係する地元の方々の協力で土興しをし、人海戦術で石の除去を行い、ジャガイモ、大豆等の作付けを行いました。地元の人たちの好意に感謝したいと思います。二日目はせっかくの野外作業でしたので、昼食に皆さんで山形牛の野菜炒めをいただきながら交流の時を持ちました。

この地でのクリスチャンセンター実現への方向性は間違いないであろうと思います。しかしクリアしていかなければ大きな課題がいくつかあります。当初得ていた情報とは違った新たな状況に展開しつつあります。現実はいわゆる開発行為以前の見切り発車的な開発ですので具体的な計画を進めることはできません。全体の開発をゆだねられているのかどうなか、もう少し地権者と確認し合う必要があります。その工事費負担をどうするのか等、とにかく事業計画を含めた全体の青写真を描くことです。近々に設計士にお願いしてスケッチしていただこうと思っています。諸事業の中身や可能性、同時に予算等が明らかにし、その上で可能なところから取り組むことになると思います。現実を見据えて、賢く、知恵深く取り組む必要があります。

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